さる10月8日・9日、東京都立川市にて、主に造園関係者、林業関係者を対象とした第1回アーボセミナーが開催されました。
講師にはツリーケアの第一人者であるヨーロッパツリークライミングチャンピオンシップのレスキュー部門のチャンピョンとなったマーク・ブリッジ氏、さらにポール・ポインター氏も参加し、ツリーワークでの安全についての発表・意見交換、及び実技が行われました。ウッドタワー研究会にも発表依頼があり、事務局の山岸建次氏がウッドタワー工法をご紹介しました。
今回のテーマは「高所作業の安全性をどう担保するか。」これは昨年7月1日に「ロープ高所作業」の労働安全衛生規則が改訂されたことを受け、これを契機にツリーワーク業界も「自分と仲間の安全をいかに確保するのか」を今一度見つめ直しましょう。というセミナーです。
「そんなことをやっていては仕事にならない。安全を考えると効率が落ちる。」と、ついついひと手間を惜しんでしまいますが、それが大事故のつながり、顧客の信用を失うことが多々あります。
【本当に安全性を追求すると効率性は落ちるのでしょうか?】
そこで本工法の神髄である「安全性と効率性の両立」をご紹介しました。本工法は3モーションシステムを採用し、機械化を進め、肉体労働の疲れから作業員の集中力が散漫になることを防いでいます。その結果、肉体労働が軽減した作業員は冷静な判断ができるようになり、安全性と効率性の両方が向上しています。ほとんどの事故は「疲れ」と「焦り」が原因です。疲れは肉体労働から、焦りは納期から生まれています。
初めて本工法を知ったセミナー参加者からウッドタワー工法を学びたい、研究会に入会したいという声をいただきました。